・脊柱管狭窄症とは
脊髄を通す管を脊柱管といいますが、この管がなんらかの原因で狭くなってしまい、脊髄神経を圧迫して痛みやしびれ、麻痺などが発生する疾患を脊柱管狭窄症といいます。
・神経を圧迫すると痛みが発生するは間違いだった
椎間板ヘルニアが神経を圧迫して下肢痛を引き起こすといわれたのは今から104年前、Glodthwaitだとされています。
以来、神経への圧迫は痛みを引き起こすといわれてきましたが、近年神経生理学の発達により神経は圧迫しても興奮しないことが分かってきました。
感覚の多くは電気信号のやりとりですから、様々な受容器の興奮がなければ起こりません。
途中を圧迫して興奮が起こる(痛みが起こる)という説明はおかしな説明なのです。
生理学で有名な熊澤孝朗先生は著書「痛みを知る」で
「神経線維は通常、その末端の受容器からの信号を伝えるものであって、その途中が興奮する様なことはありません。」と記しています。
足の裏の神経や妊婦さんのお腹の神経、座業の坐骨神経を想像してみてください。
神経がそんなに圧迫に弱い器官ならば世の中障害だらけになりますが、実際はそうではありません。
・画像上の異常はあまりあてにならない
腰痛のある方と無い方でレントゲンやMRIの画像を比べると腰痛のない健常者の方達にも画像上の異常、つまり関節の変形や椎間板の狭小化、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は普通に映しだされます。
70代の健常者を撮影したらその6割に脊柱管狭窄症が映し出されたという話もありますし、手術と保存療法で比べたら二年後の状態に差がなかったなど、このような話はたくさんあります。
脊柱管狭窄症減圧術と理学療法二年後に差なし
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/etc/201504/541719.html
http://annals.org/article.aspx?articleid=2214174
ですから、画像上の変化は年を重ねれば一般的なことであり、麻痺がなければ手術の必要はないといった考え方に変化してきつつあります。
・ではどうしたらよいのでしょうか
手や足、首や腰などに発生する痛みやしびれの多くは皮膚や筋肉由来のものですから、柔らかくしてあげればよいのです。
例えば私なら皮膚と筋肉を微弱な刺激で調整するACT療法で興奮したトリガーポイントを沈静化させます。
その他にも脊柱管狭窄症について様々な情報を得て安心すること。
不安や恐怖が強いと痛みがとれづらくなりますからね。
原因があるからこそ、結果として痛みやしびれがあります。
がんばって痛みから開放されましょう。
皆さんにこんな悩みはありませんか?
・少し歩いては痛み、長く歩くことができない
・腰やお尻、足がとても痛い
・痛みで歩くのが大変
・コルセットや痛み止めが手放せない
・現在受けている治療が痛いので、痛くない治療を探している
痛みを長い間放っておくと痛みそのものが病気の状態になってしまうことがあります。
そうならないためにも、痛みはなるべく早く改善することをお勧めします。
当院では脊柱管狭窄症の改善方法を提案できます。詳しくはこちらをご覧ください。
おおしま接骨院ブログ http://s621.com/blog
体の痛みは様々な原因で発生します。自己判断はせず、なるべく専門家の指示を
仰ぎましょう。
ACT療法
高校卒業後にこの業界に入り、もうすぐ21年になります。今まで数多くの患者さんの症状回復に向けて施術をおこなってきました。
埼玉県蓮田市の地に治療院をかまえてから数年はAKAをおこなっていたのですが、ある日技術を見直すキッカケが訪れました。
いつものように患者さんの体に施術していると、皮膚に刺激を加える事で筋肉が柔らかくなったり、関節包内運動が正常化する現象を発見したのです。
その後数年間試行錯誤を重ね、安定して効果を出せるようになったのでこの施術方法に「ACT療法」と名前をつけました。
数年前に山口創先生の著書に出会いましたが、その中になぜ皮膚の刺激をすることによって筋肉の緊張が解けるのかが書いてありました。山口創先生や傳田光洋先生の本は読んでみることをお勧めします。
これまでに様々な刺激方法を試みた中で発見したことは
・一定の速度、刺激で皮膚を刺激すると筋肉の緊張が緩み、関節包内運動の異常が改善すること。
・特定の2ヶ所、3ヶ所を同時に刺激すると筋肉の緊張が緩み、関節機能障害が改善することなどです。
現在もより早く改善できるように技術を見直しながら改良を続けています。
腰痛やひざ痛など、運動器の痛みに関してですが、痛みが出ている場所に必ずしも原因があるとは限りません。例えば足の指がおかしくなっているにもか かわらず、腰に痛みを感じたり、首や背中に異常があるのに指や肘に痛みを感じたりすることはよくあることですが、これを「関連痛」といいます。
実際に現場で施術しているとこの関連痛が非常に多いことがわかります。
ですからACT療法では痛みのある場所にこだわるのではなく、全身を見てバランスを整える方法をとっています。
この技術で一人でも多くの痛みに悩む方が痛みから開放されれば幸いです。
おおしま接骨院のご案内
おおしま接骨院HP http://s621.com
おおしま接骨院ブログ http://s621.com/blog
大嶋大輔(おおしまだいすけ)
■プロフィール
新潟県産まれ
幼少の頃に経験した様々な怪我をキッカケに治療家を目指し柔道整復師国家資格を取得。
柔道整復師として腰痛や坐骨神経痛など、カラダの痛みやしびれを抱えた方の施術を専門におこなっている。
特に関節センサーの異常や筋膜性疼痛症候群の施術を得意とする。
現在は「一人でも多くの患者さんの痛みやしびれを取り除くこと」をモットーに、全国各地から来院する患者さんの施術に明け暮れる。
■著書
「テンタクル・タッチで痛みが溶ける!究極の脱力ジェリーフィッシュ・セラピー」
「腰痛解消!神の手を持つ18人」
「腰痛・首・肩の痛みを取る!匠の技を持つ23人」
■施術所
住所:〒349-0124 埼玉県蓮田市末広2-1-2
お問い合わせ:電話 048-764-1190
施術時間:午前9時~12時 午後2時~6時半(土日は午後5時半まで)
休診:水曜・不定期で時々